自動車 保険 古い車 車両 保険 必要?

外に出てみれば、街中を走るたくさんの車両を目にします。トラックからリムジンまで、それらは多種多様であり、どれも個性豊かです。その中から、自家用車に絞ってみたとしても、数え切れないほどの種類があります。メーカー、車種、グレード、色などなど、同じものを見つけるのが困難なほどです。最近では、外車率も非常に高くなっており、ベンツ・アウディ・フォルクスワーゲンなど、その姿を見ない日はないといっても過言ではありません。

また、先日発表されたばかりの車もいれば、排ガス規制前の古い車を見ることもあります。比較的若い方が、驚くほど古い車に乗っている場合も珍しくありません。ですが、古い車には維持費などのデメリットがあり、中々手に出しにくいという固定観念もあります。実際はどうなのでしょうか。今回は、古い車に照準を合わせ、その中でも、保険について説明していきたいと思います。

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古い車の価値とは? 車両保険の ハードル

最近は、以前よりも新車が目立つような気がします。新車というものが、価格を含めて身近な存在となり、より手に入れやすくなったからなのでしょうか。「新車購入~最初の車検での乗り換え」というサイクルを勧めている店舗も複数見受けられ、その影響もあるのかもしれません。ですが、まだまだ古い車も少なくなく、驚くほど綺麗に乗られている方もいます。

また、車には、当然相場というものがあり、それは、需要と供給で成り立っています。古い車だからといって、一概に価値がないとはいえず、また、比較的新しいからといって、高い価値がつくとも限りません。その時々の状況に合わせ、相場は変動し、それぞれの車の価値は決まります。買取専門店が、「買取強化車種」とうたっているのは、その時期に高い需要があり、比較的高い相場の車なのです。

ですが、それ以外にも車の価値は存在します。それは、前出の相場的価値ではなく、個人的な価値です。たとえ、人気のない車種だとしても、昔から大切にしてきた車であれば、オーナーにとっての価値は高いでしょう。これは、周囲には認められにくいかもしれませんが、とても大切なものです。これがあるからこそ、車はただの移動手段ではなくなり、オーナーからの深い愛情を注がれ、修理を繰り返しながらも、大切にされていくのです。また、そんなオーナーたちが集まった、いわゆる「オーナーズクラブ」なるものも多数存在します。これを見ても、車好きにとって、個人的な価値というものが、相場的価値と同じくらい重要であり、大きなものだということがわかります。

ですが、車に乗っている限り、事故の可能性は常について回ります。いかに大切に乗っていたとしても、ほかの車の存在がある以上、それは避けられないことです。そして、世間一般では、事故時の負担を少しでも減らすために、自動車保険という商品に加入することがほとんどです。それによって、対人・対物への補償を受けることはもちろんですが、車両保険にも加入することによって、自分の車の修理に対する補償を受けることもできます。車を大切にしているオーナーにとって、これほど心強い商品はありません。

もちろん、より深い愛情を車に持つ、古い車のオーナーにとっては尚のことです。車が古ければ古いほど、人気のない車であればあるほど、その交換パーツは少なく、車種によっては、修理可能な場所も限られてきます。時間的にも金銭的にも、オーナーへの大きな負担となる可能性は、非常に高いといえるでしょう。ですが、古い車のオーナーにとって、車両保険のハードルは、少し高いものだということも事実なのです。

古い車に 立ちはだかる 自動車保険制度

相場的価値と個人的価値の差

車両保険というものは、それぞれの車によって補償される金額が異なります。先ほど触れた価値の中の、相場的価値がそれに当てはまります。保険契約時の相場を考慮し、その車の車種やグレードなどに応じて、補償金額が設定されます。ですから、通常、車というものは、年式が古くなればなるほど、価値は下がる傾向にあるので、保険更新時に下方修正され、その金額は変化することになります。

さて、さきほども触れましたが、古い車のオーナーにとってのハードルは、ここで少し高いものとなってしまいます。それは、相場的価値と個人的な価値は、大きく異なる場合がほとんどだからです。オーナーが深い愛情を注ぎ、大切に乗り続けている車が、相場的価値としては、ゼロに近いという可能性すらあります。もっと具体的にいえば、車両保険に加入しようとしても、オーナーの納得できる金額設定ができない可能性が高いのです。各保険会社が、保険金額の設定を、相場的価値を基準にしている以上、これは避けられないものなのです。

オーナーからすれば、全く納得のできない制度ではありますが、これが劇的に変化することを期待するのには、無理があります。相場的価値は、需要と供給を基準にした、万人が納得できるものだからです。一方で、個人的価値は千差万別であり、たとえ同じ車のオーナーであったとしても、それは異なるでしょう。むしろ、金額に換算すること自体に無理があるとすらいえます。ですから、それを保険の金額設定にまで用いるのは、ある意味、無謀だともいえます。

また、それは追突されたときなどに相手方保険で用いられる、対物保険にも見受けられます。相手が一方的に悪いにもかかわらず、修理代満額が補償されない場合があるのです。相手側保険会社が全責任を認め、修理代負担が認められたとしても、相場的価値としての全額負担であり、決して実費ではないのです。相場的価値に準じている以上、保険での補償には限界があり、保険補償額の不足分を、相手個人の自腹での出費で賄ってもらったなんていう話も耳にします。

ハードルを乗り越えるには

では、古い車のオーナーはどうすれば良いのでしょうか?潔く、保険を諦めるべきなのでしょうか?保険以外にも、あらかじめ、手に入れられるだけのパーツを用意し、万が一の場合に備えておくことも重要でしょう。また、しっかりとした修理を任せられる、信頼できる修理工場の把握も大切です。

ですが、保険を完全に諦めるのは、軽率だともいえます。確かに高いハードルではありますが、車両保険に関しては、決して超えられないわけではありません。車両保険の金額設定が、相場的価値に準するものだということは変えれませんが、その分を補填する商品もあります。

それは、オプションとして存在する特約です。「車両超過修理費用特約」や「全損時修理費用特約」という名称で存在します。相場的価値では賄い切れない部分を、その特約をつけることによって補うわけです。もちろん、全ての保険会社に存在するわけではありませんが、複数の保険会社で同様の商品を扱っています。ですから、まずは、複数の保険会社に相談し、〇自分に向いている商品を見つけましょう。

古い車車両保険 まとめ

古い車に乗るということは、ある意味、自己満足度が非常に高く、オーナー冥利に尽きるといえます。個性的なデザインや、歴史的な価値など、古い車ならではの魅力は多数あり、それらが車好きを、常に魅了して止まないのも事実です。

ですが、ここまで説明したとおり、保険を始めとした、様々なリスクがあることも現実です。そして、それぞれのオーナーは、その自己満足と引き換えに、これらを常に背負っています。古い車に乗るということは、こういった、陰の部分もしっかりと自覚し、それらを背負う覚悟も必要なのです。

自らが、困った状況に陥らないようにするのはもちろんですが、せっかく手に入れた愛する車が、悲しい末路を辿らないように、知識と準備をしっかりと整えておきましょう。そして、それらが整ったとき、あなたの愛する車を手に入れる方法を見つけましょう。

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